猫を見ていると、人間みたいに故人に対して未練を残さない。
死んだ太郎を見て、他の猫達は近寄る事もしなかったし、見せても頑なに拒絶した。
妹達を太郎は可愛がっていたから、特にミミちゃんは寂しそうだった。
ミミちゃんが次郎に頬ずりに行くと、次郎は猫パンチをして拒絶する。
太郎が、妹達の橋渡しをしていたのだなと気付いた瞬間
また、涙が出て来た。
次郎は、1匹で居る事が多くなった。
子猫達とは餌以外一緒に行動をしなくなった。
子猫達は(ミミちゃんとサンチャン(虎猫))
仲良く一緒に過ごすようになった。