私は、猫の耳が好き。
猫は、余り耳を触られるのを好まないようで(^^ゞ私が大人になってからは
触らないよう我慢して来た。
触らないけど、最初に見る場所が耳。そしてプっクリと膨らんだ頬というか…髭の生えている場所。
それが、功を成したか?サンチャンの耳の異変に、直ぐ気付き病院に連れて行った。
内耳炎を起こしていた。
2週間前まで、野良猫さんを職業にしていたサンチャンなので
診察ついでに血液検査をする事となった。
血液検査は30分あれば判明するものだが、判定待ちの時間がとても長く感じた。
結果は、FIV(Feline immunodeficiency virus = ネコ免疫不全ウイルス)は陰性。
これが陰性だっただけでも、喜ぶべきものかもしれないが・・・
FeLV(Feline leukemia virus=猫白血病ウィルス)は残念ながら陽性だった。
すると、キキも危険だ。
短期間とは言え一緒に暮らしてる。
餌やトイレは別だったけど、サンチャンは食べたり入ったりしていた。
おまけにサンチャンはキキを舐めた・・・。
喧嘩をしなければ、感染も少なくなるらしいが
それでも、唾液や糞尿には触れる機会があっただけに身が凍るような思いだった。
サンチャンを我が家に入れたばかりに、キキの身が危険に晒されていたなんて…。
とても落ち込んだ日だった。
夢なら・・・
夢なら覚めておくれ・・・。
急遽キキの検査をお願いに、夜病院に行った。
検査の結果待ちは、サンチャンの時よりドキドキしたものだった。
「FIVもFeLVも陰性です」と、ドクターから言われてホッとしたと同時に
色々な事を考えなければならなくなった。
まず病気の事。
キキの感染予防。
どうやって2匹を飼っていくかを。
手始めに、猫白血病にはワクチンがあるので、当日キキに接種して貰った。
ワクチンの副作用として、1000頭~10000頭に1匹の割合でワクチン誘発性の腫瘍(繊維肉腫)が出来る事。
接種後も経過観察が必要と言われたが、サンチャンが陽性の猫と分かった以上
副作用より現実の危険のが高いから、即決めでした。
次の日、キキは体温が高く(39度)グッタリした様子で
食欲もなく身を隠して寝ていたので気になったが、夕方から元気を取り戻し食べ始めた。
また、予防接種をしても完全に防げないとも言われたので
キキとサンチャンは、この日より別居する事となった。
しかし・・・猫って、もっと神経質かと思ったけど意外に適応力ある!
環境が変わっても、自分の居場所を見つけ楽しんでいる。
いや・・・キキは老猫だから、1人で居たかっただけかもしれない。