怖い体験其の3

何年か何事もなく、霊の事を忘れていた時だった。

昼食を済ませて、何気なくテレビを見ていた。

ユダヤ人の虐殺についての番組だった。

終戦後、捕虜収容所で虐殺された人達を、ブルドーザーで

掻き集め埋めている。何ともやり切れない番組だった。

 

その日は、とても気持ちが良い位晴れていた。

なのに突然外は暗くなり、風が吹き出した。

「いや〜。天気が崩れるって言っていなかったのに」と

思いつつもテレビに、目は釘付けだった。

すると玄関が強風で煽られて、ドタン!!と大きな音がした。

その時は、全く気に止めていなかったのに、母が私の部屋に来た時

「さっき凄い風が吹いたね。ドアが風に煽られちゃって」と言ったら

「何馬鹿言ってるの?ずっと晴れていたじゃない。風も吹いてないよ」と

呆れられた。

ポルターガイスト的体験よりも、ずっと晴れて風がないと言われた時の方が

背筋も凍る体験でした。

一体私は・・・・結末のない夢でも見ているのか?と途方に暮れた。

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